【先週の感染症(2021年10月18日~10月23日)】

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10月18日から10月23日まで(2021年第42週)に、当院へ来院されました学校感染症等の患者さん(成人を含む)は、
手足口病 4名(1歳~37歳)でした。

大阪では手足口病の流行が拡大してきており、今後近隣でも流行するかもしれません。今年の手足口病は、熱が高かったり、最初は発疹が出現しなかったり、手掌、足底、口腔粘膜以外にも発疹が出現する場合があるようですので、注意深い経過観察が必要です。手足口病には特効薬はなく、解熱薬などの対症療法のみです。

大阪での新型コロナウイルス感染症は、第5波が終息し、「警戒」が解除され、緑信号が点灯しましたが、この冬第6波が到来することが予想されています。

新型コロナウイルス感染症の後遺症として、倦怠感、呼吸苦、咳嗽、味覚・嗅覚障害、脱毛、記憶障害、睡眠障害、集中力低下などがあり、後遺症発症のリスク因子として、高齢、女性、肥満、発症時症状数が5つ以上、などがあります。新型コロナワクチンを接種しても感染することはありますが、重症化を予防したり、後遺症が起こるリスクを下げることができるといわれています。

国は、2回接種を済ませた方に対して、3回目の新型コロナワクチン接種を行なう予定のようです。3回目の接種が始まったら、1回目の接種ができなくなる見込みですので、第6波に備えてワクチン接種を御検討中の方は、ぜひ早急に接種をお願いいたします。